湯遊白書〜そこに温泉があるから

ここは天国かい?いや、温泉だよ。日本、アジア、世界の温泉を巡ります。日本、アジア、世界の温泉を巡ります。2017年11月23日、温泉ソムリエ協会認定「温泉ソムリエ」の資格を取得。本ブログの情報は平成29年8月発行の『温泉ソムリエ テキスト』(著者・遠間和広)に基づいています。

2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧

前野原温泉 さやの湯処〜湯あたり良好、陽あたり良好

東京都板橋区。そこに、うぐいす色の源泉かけ流し天然温泉が堪能できる湯処がある。 2005年12月創業の「前野原温泉 さやの湯処」。 「さや」は日本の古語で「清」と書き、清らかな様、音が澄んで響く様、色が明瞭で鮮やかな様を表す。 住宅街にありながら、…

龍飛旅館〜森林浴の青森ヒバ風呂、津軽の絶景とともに

温泉ソムリエの資格を持っていると、「おすすめの温泉」を訊かれることが多いが、そのたびに「浴槽にこだわってる温泉を選んでください」と答えている。 その理由が堪能できるのが青森県の外ヶ浜町三厩(みんまや)にある龍飛(たっぴ)旅館。新海誠のデビュ…

横須賀温泉 湯楽の里〜海街ダイアリーの湯

画像引用:横須賀温泉湯楽の里 同じ神奈川県の海の湯・稲村ヶ崎温泉がサーファーの湯なら、横須賀温泉は海街ダイアリーの湯。地元の人が海を望みながら暮らし、その日々に温泉が寄り添う。無口で寡黙な人が多いが、優しく温かい。お世話になったスポニチの上…

日本一の泥湯〜別府、明礬温泉、紺屋地獄、蒸し湯で乱れ、泥湯に溶ける温泉のロマネコンティ

2016年の秋、エヴェレストに向かうチベットの標高4200mで泥湯に入った。温泉なんて呼べる代物ではない。泥というよりヘドロ。人生でいちばん気持ち悪かった湯。だから本当に気持ちいい泥湯を体験したかった。その日本一の泥湯が別府にあるという。 明礬温泉…

稲村ヶ崎温泉〜脳天ダンクの衝撃、海に誘拐されるビフォア・サンセットの湯

">クライマーになって数えきれない山の湯に浸かってきたが、海の湯への憧れが消えない。いや、消えるどころか増幅し、もはや暴走と言ってもいいかもしれない。真っ先に思い浮かぶのが映画『稲村ジェーン』の舞台になった稲村ヶ崎温泉である。 "> 新宿から小…

大手町温泉「SPA大手町」〜湯と大都会の交差点

温泉とは静かで、やさしくて、それでいて得体の知れないもの。大都会のど真ん中・日本経済の中心地・大手町に天然温泉が湧いているのだからすごい。どこから顔を出してきたのやら。 2025年2月28日、16時半。三菱一号館美術館で「ビアズリー展」を観た帰り。…