湯遊白書〜そこに温泉があるから

ここは天国かい?いや、温泉だよ。日本、アジア、世界の温泉を巡ります。日本、アジア、世界の温泉を巡ります。2017年11月23日、温泉ソムリエ協会認定「温泉ソムリエ」の資格を取得。本ブログの情報は平成29年8月発行の『温泉ソムリエ テキスト』(著者・遠間和広)に基づいています。

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

万座温泉「万座高原ホテル」、日本の国宝ここにあり

標高1,800m。雲より高い場所に、硫黄の含有量日本一の万座(まんざ)温泉がある。群馬と長野の県境、嬬恋(つまごい)村。草津白根山の火山帯に抱かれ、いくつもの源泉が湧き出す。結論から言うと、「国宝」と呼びたくなる日本が誇るべき温泉地である。 万座…

“極楽指数”MAX!高尾山のラスボス高尾山温泉『極楽湯』

">山の頂きには喜びがあり、山の麓にはクライマーを癒す極楽がある。登頂が叶わなくとも名湯があれば、「温泉よければすべてよし」と言える。 ">新宿から近く、屈指の“極楽指数”を誇る名湯が、登山者数で世界一を誇る高尾山の『極楽湯』 ">地下1000メートル…

湯河原温泉「ホテル城山」時が止まる、余白の湯

温泉地の名前に“品”を感じることがある。湯河原(ゆがわら)という響きには、不思議と風格がある。喧騒の裏側にそっと佇む控えめな余白。知る人ぞ知る歴史の深み。湯河原温泉は神奈川県足柄下郡湯河原町にある温泉。関東最古の湯であり、『万葉集』に登場す…

熱海温泉「湯宿みかんの木」家康も癒された湯に、現代もとろける

「熱海」という名前を初めて知ったのは小学生。週刊少年ジャンプの『こち亀』だった。30年以上前。当時の熱海は大人の香り漂う歓楽街。湯よりも芸者や風俗が話題の中心。そんなこと小学生が知るはずもない。『こち亀』はオトナの世界を垣間見せてくれる入り…

川崎有馬温泉「有馬療養温泉旅館」〜 霊光泉とキッズ・リターンの湯

山奥や陸の孤島まで行かなくても、都市の住宅街にも秘湯はある。 神奈川県川崎市の「有馬療養温泉旅館」。新宿から電車で約40分。遠いとも近いとも言い切れない、ちょっと気持ちが揺れる距離にある。 首都圏で唯一の単純炭酸鉄泉。泉質は「単純温泉」だが、…