2024-01-01から1年間の記事一覧
毎週、錦糸町のドトールに通うようになって5年以上が経つが、初めて気になっていたスパに訪れた。旅先で出会う一期一湯の温泉もいいが、ヘビーローテションしたい温泉もいい。1956年に「楽天地天然温泉会館」としてオープンした楽天地スパ 錦糸町。タオルも…
強羅温泉・太陽山荘〜浮力がすごすぎてブレイクダンス
目の前に広がる別府湾から振り返ると、視線の先に山々が聳える。由布岳、大平山、鶴見岳。これほど海と山の距離が近い場所は日本でも多くない。別府は、荘園の租税を特別扱いにすることを表す「別府」に由来しているといわれ、温泉にまったく関係ない。 温泉…
">山の麓にはクライマーを癒す極楽がある。「武甲温泉」「満願の湯」と並んで、”秩父三名湯”と呼びたい『梵の湯』。狂気じみた名前からして只者ではない。 梵の湯の歴史 梵の湯の外観 梵の湯の泉質 梵の湯の食事処 梵の湯の歴史 ">秩父は名峰が屏風のように…
高校生になるまで𠮷野家の牛丼も食べ切れないほど少食だった。おまけに偏食で魚や寿司を好きになったのは大学を卒業してから。奈良盆地で育ち、視覚も味覚も海を知らない少年時代を過ごした。京都で一人暮らしを始めるまでは野菜も食べられず、食卓はご飯、…
">3月に持病の腰痛が再発し、登山どころかストレッチもできない状態。1ヶ月、接骨院に毎日通い続けている。ゴールデンウィークは岩手山で東北の母と山小屋に泊まると決めていたがキャンセル。 ">八方塞がりのなか、4年前から書き置いていた『武甲温泉』の紹…
駿河湾と富士山が一望できる松崎は漁業が盛ん。人口5,000人で「日本でいちばん小さい町」と呼ばれる。江戸時代から続く(それ以前かもしれない)魚屋さんがあり、毎朝、松崎港に揚がる魚を仕入れてご近所さんが買い物籠を下げて買いに来る。 そんな松崎で最…
ナゴヤドームに行くときは野球観戦やコンサートの前にひとっ風呂浴びてほしい。イベント前の風呂は『地獄の黙示録』のギルモア大佐の言葉を借りれば「朝のナパーム弾は格別」だ。大幸温泉(だいこうおんせん)は創業50年以上。まさか静かな住宅街にナゴヤド…
物が豊かになりサービスも向上し、贅沢に慣れすぎてしまった今では不便に感じる。だが本当の贅沢とは豪華なものではなく、ちいさな幸せ、おみくじの大吉ではなく小吉のようなものだと教えてくれる。 家族経営。年配のご夫婦。Wi-Fiも冷蔵庫もない。お客さん…
実家から車を走らせ1時間半。トンネルを抜けるとそこはトンネルだった。いくつもの山々を越え、眼前に大峰山、背中に大台ヶ原を望む山奥に大和最古の温泉がある。川上村、吉野川源流の森の中の秘湯。 奈良市がある北は「奈良」、我が故郷・桜井市や橿原市が…
「どんな山でもいい。とにかく山へ行け。山で過ごした時間は嘘をつかない」 2015年に劒岳を登ったあと、花谷泰広さんから頂いた言葉。あれから4年たった令和元年、無我夢中で山を追いかけた。 山納めとなる62座目が丹沢の塔ノ岳。1000m以上の峰が63座も連な…
山国である日本は、どの地域にも郷土を彩る山がある。北海道、岩手に次ぐ3位の面積を誇る福島にも名山が数多くあるが、真っ先に思い浮かぶのはあの山だろう。 令和元年10月5日(土)4時53分の始発で新宿駅へ。暑い。もう神無月なのに電車に乗る前から汗が滴…
">30歳まで関西人だった自分にとって、箱根駅伝は日本で最も退屈な正月行事だった。それが今や毎年、青山学院の応援に駆けつけているから、人間の好みほどいい加減なものはない。2019年5月23日。9時42分に乙女峠から金時山の頂上に立ち、箱根湯本までの尾根…
山を訪れる理由は十人十色。仙丈ケ岳は竹澤長衛との対話であり、深田久弥さんが南アルプスで一番好きという理由を確かめるためだった。仙丈ケ岳は、「仙丈岳」とも呼ばれる。山に「ケ」を付けるのは好きでないが、この山は例外。「センジョウガタケ」という…
釜山に行くなら泊まって欲しいホテル(温泉宿)がある。外国では珍しい大浴場があり、朝風呂、夜風呂とも天国が訪れる。新宿や福岡にもあるソラリア西鉄ホテル。サウナや水風呂まである。 ソラリア西鉄ホテル釜山は、釜山随一の繁華街・西面(ソミョン)にあ…
鳳凰山の登山口にある『御座石(ございし)鉱泉』は宿泊も可能な年季の入った大きな民宿。韮崎駅までのバスの切符も販売し、庭では犬が遠慮なく客に吠えるてくる。鉱泉(こうせん)とは、地中から湧き出た水や湯。だから温泉ではない場合もある。鉱泉の温度…
諏訪湖はなんでも訪れたい湖だ。日本でいちばん好きな湖。水滸伝の梁山泊とは真逆の趣で水のほとりの物語がある。夏は元気に入道雲が大きい。細田守の世界に入れる。 広大な諏訪湖の北側、下諏訪にある「湖畔の湯」。名前のとおり、諏訪湖から歩いて5分ほど…