静岡
富士の伏流、相模灘と駿河湾、伊豆火山帯。海と火山の記憶が折り重なる静岡は、湯の多彩さと“器(浴槽)”の妙で、体験の質がぐっと変わる土地。ここではランキングではなく、実際に訪れて「器が湯の味を変える」と腑に落ち“おすすめ”を物語と実用情報で紹介…
「熱海」という名前を初めて知ったのは小学生。週刊少年ジャンプの『こち亀』だった。30年以上前。当時の熱海は大人の香り漂う歓楽街。湯よりも芸者や風俗が話題の中心。そんなこと小学生が知るはずもない。『こち亀』はオトナの世界を垣間見せてくれる入り…
日本でいちばん小さい町・静岡県の西伊豆・松崎町にステキな温泉宿がある。その名も通称"長八の宿"、地元の人は正式名称の「山光荘(さんこうそう)」と呼ぶ。 駿河湾と富士山を一望できる伊豆松崎町の港にあり、もとは漁師の大網元が造った宿。というのが定…
温泉ソムリエの資格を持っていると、「どこがおすすめ?」と訊かれる。答えは「浴槽の写真を見て気持ちよさそうなところ」。良いワインを紙コップで飲んでも真価が半減し、家と同じ湯でも浴槽が広いと気持ちよくなるように、湯よりも器のほうが大切。漫画『…
駿河湾と富士山が一望できる松崎は漁業が盛ん。人口5,000人で「日本でいちばん小さい町」と呼ばれる。江戸時代から続く(それ以前かもしれない)魚屋さんがあり、毎朝、松崎港に揚がる魚を仕入れてご近所さんが買い物籠を下げて買いに来る。 そんな松崎で最…